Close Up ~ 小林可夢偉(No.39 DENSO KOBELCO SARD LC500)

Close Up ~ 小林可夢偉(No.39 DENSO KOBELCO SARD LC500)

SUPER GT Rd3 鈴鹿サーキット
小林可夢偉(No.39 DENSO KOBELCO SARD LC500)

2015年、およそ12年ぶりに日本でのレース活動を復活させた小林可夢偉。まずはSUPER FORMULAに挑戦、そして昨年のSUPER GT第6戦「鈴鹿1000km」へのスポット参戦を経て、今シーズンはGTへのフル参戦を開始した。コンビを組むのは、同じくF1GPで活躍したヘイキ・コバライネン。2015年からSGTへと活躍の場を移し、翌年にはシリーズタイトルを獲得する躍進を見せている心強いパートナーとNo.39 DENSO KOBELCO SARD LC500を駆ることになる。現時では、まだ手探り状態という感が否めないが、F1仕込みの鋭い勝負感を武器に巧みな走りを見せてくれるはずだ。

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Close Up ~ 平川 亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)

Close Up ~ 平川 亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)

SUPER FORMULA Rd2 オートポリス
平川 亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)

今シーズン3年ぶりとなるスーパーフォーミュラへの復帰を果たすことになった平川亮。遡ること2シーズンは世界耐久シリーズ(WEC)に参戦し、日本のレースとはひと味もふた味も異なる戦いの中で多くの引き出しを作ってきた。また昨シーズンはSUPER GTでシリーズタイトルを獲得、現在、さらなる高みで新たな戦いに挑んでいる。星野一義監督の激励に後押しされて攻めの走りを続ける中、オートポリスでは自身初となるポールポジションを獲得。だが、雨と濃霧で決勝が惜しくもキャンセルとなり、初優勝のチャンスは先延ばしされてしまったが、燃え続ける闘志でこの先も勝利を狙う。

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Close Up ~ 佐々木大樹(No.12 カルソニックIMPUL GT-R)

Close Up ~ 佐々木大樹(No.12 カルソニックIMPUL GT-R)

SUPER GT Rd2 富士スピードウェイ
佐々木大樹(No.12 カルソニックIMPUL GT-R)

昨季駆っていた白と青のGT-Rから、今季は真っ青のGT-Rへ…。佐々木大樹が今季から新たにステアリングを握るのは、No.12 カルソニックIMPUL GT-R。その車名からわかるように、TEAM IMPULのメインスポンサーはカルソニックカンセイ。コーポレートカラーは”カルソニックブルー”の名で知れ渡っており、レースファン、レース関係者にとって特別な存在である。不変のカラーリングマシンへはいつも大きな期待がかかり、一方でチームにはプレッシャーがかかる。GT500参戦5年目を迎えた佐々木自身も、闘将・星野一義監督にいち早く勝利をプレゼントすると誓っているはずだ。

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Close Up ~ 松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

Close Up ~ 松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

SUPER FORMULA Rd1 鈴鹿
松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

日本からモータースポーツの本場、ヨーロッパへ。ステップアップカテゴリーで武者修行を重ね、その先に見えてきたのがF1だった。テストドライバーのチャンスを手にするも、極めて限られたシートを手にするには至らず。ならば日本で王座を獲り、改めて世界を目指そう…。今年、そんな思いでスーパーフォーミュラに挑むのが、松下信治だ。自身、高い分析力とクレバーな戦い方を武器としており、「ルーキーでないと思うし、そういう年齢でもない」とも。冷静沈着な24歳のチャレンジャーは開幕戦こを不本意な12位に留まったが、優れた”観察点”をもって、巻き返しを狙ってくるはずだ。

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Close Up ~ ジェンソン・バトン(No.100 RAYBRIG NSX-GT)

Close Up ~ ジェンソン・バトン(No.100 RAYBRIG NSX-GT)

SUPER GT Rd1 岡山国際サーキット
ジェンソン・バトン(No.100 RAYBRIG NSX-GT)

ついに、あのビッグスターがシーズン参戦する…。それだけでサーキットには多くのファンが詰めかけた。そのドライバーとはジェンソン・バトン。フォーミュラレースの頂点といえるF1で長らく活躍、2009年にはワールドチャンピオンをも手にした。その彼が、昨年の鈴鹿1000kmにスポット参戦。次なるステージに選んだのがこのSUPER GTだった。所属するのはチームクニミツ。人気チームに加わったバトンは、GTならではの戦い方を学ぼうと、コンビを組む山本尚貴と多くの時間を共有しているという。開幕戦ではタイヤ無交換を敢行、2位表彰台を獲得。早くも初勝利が視野に入っている。

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Close Up ~ No.37 KeePer TOM’S LC500 / No. 4 グッドスマイル 初音ミク AMG

Close Up ~ No.37 KeePer TOM’S LC500 / No. 4 グッドスマイル 初音ミク AMG

SUPER GT Rd.8 ツインリンクもてぎ

<GT500編>
No.37 KeePer TOM’S LC500

最終戦を前にした第7戦タイ戦でシーズン2勝目をマーク、暫定ランキングトップでもてぎの決戦に挑んだNo.37 KeePer TOM’S LC500。ノックアウト予選ではポールポジションを試合巧者のNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rにさらわれ、さらに決勝の勝利も許したが、37号車はチャンピオン獲得に必要な2番手をを死守。平川亮とニック・キャシディが、GT史上最年少となる23歳コンビの王者に輝いた。結果、TOM’Sに2009年以来となるタイトルをプレゼントしただけでなく、開幕戦の勝者がチャンピオンになれないというGT500クラスのジンクスをも打ち破る活躍を見せることとなった。

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Close Up ~ KONDO RACING

Close Up ~ KONDO RACING

SUPER FORMULA Rd.7 鈴鹿サーキット
KONDO RACING

アイドルでありながら、モータースポーツの世界に飛び込んだマッチこと近藤真彦監督が率いるKONDO RACING。2000年にチームを設立、初年度は自身がドライバーとしてステアリングを握った。今季、チームはルーキードライバーふたりを招聘。ともに全日本F3チャンピオンとしての意地を見せ、まず山下健太が第4戦もてぎで、そしてニック・キャシディが第6戦SUGOでポールポジションを獲得、躍進するチームとして印象づけることになった。だが僅差の戦いが続くスーパーフォーミュラゆえ、決勝ではまだ苦戦中。来季は、表彰台を見据え、着実な成長をしかと披露したいところだ。

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Close Up ~ No. 4 グッドスマイル 初音ミク AMG

Close Up ~ No. 4 グッドスマイル 初音ミク AMG

SUPER GT Rd.7 チャン・インターナショナル・サーキット
No. 4 グッドスマイル 初音ミク AMG

谷口信輝と片岡龍也という人気ドライバーのふたりを擁し、2度のGT300クラスチャンピオンのキャリアを誇るNo. 4 グッドスマイル 初音ミク AMG。メルセデス・ベンツらしからぬカラーリングが施された車両は実にユニークそのものだが、それがかえって人気&注目の的となり、今や唯一無二の存在になっている。また、すっかりベテランドライバーの域に達する両選手の強みは、なんといっても幅広い戦略に対応できる器用さ。窮地に立たされれば立たされるほど、その逆境を跳ね除け好順位を手にする姿は圧巻。タイ戦では2位入賞を果たし、最終戦での王者争いに弾みをつけた。

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Close Up ~ DOCOMO TEAM DANDELION RACING

Close Up ~ DOCOMO TEAM DANDELION RACING

SUPER FORMULA Rd.6 スポーツランドSUGO
DOCOMO TEAM DANDELION RACING

日本で最大手の移動体通信事業者として知られるNTTドコモのカラーリングを纏い、全日本フォーミュラニッポンにデビューを果たしたのが1999年。2001年から2台参戦となり、チーム体制を強化。2003年にはリチャード・ライアンを擁して第5戦でチーム初優勝を達成すると、翌年はそのライアンが王者に君臨する。伝統あるチームに比べてまだ中堅どころだが、2012年にはチームタイトルを獲得するなど、ホンダ系チームの中でも存在感をしっかりとアピールしている。今季は第5戦オートポリスで野尻智紀が自身2度目のポールポジションを獲得。あとはシーズン中の勝利を待つのみだ。

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Close Up ~ TEAM IMPUL

Close Up ~ TEAM IMPUL

SUPER FORMULA Rd.5 オートポリス
TEAM IMPUL

今シーズン、ドライバーのラインナップを一部変更して全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦中のTEAM IMPUL。シーズン2年目の関口雄飛は昨年のデビューイヤーからその逸材を発揮し、“魅せる”パフォーマンスでレースファンの声援に応えている。一方、今年念願のステップアップを果たしたイギリス人のヤン・マーデンボローは、ゲーマー出身という異色の肩書きを持つユニークな存在で、並み居る最速ライバルたちを相手にしのぎを削っているところだ。そのふたりを叱咤激励するのは、かつて“日本一速い男”と言われた闘将、星野一義監督。熱い監督の下、躍進に期待がかかる。

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