悪天候により、決勝はキャンセルに
4月25、26日に大分・オートポリスで開催された全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦。決勝日は朝から断続的に雨が降る不安定な天候となった。予選1位のNo.1 岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)らがセーフティカー先導でスタートを切ったが、すぐに赤旗が提示されて中断。その後再開叶わず、残念ながら中止となっている。
開幕のもてぎ大会はワンデーレースを2戦実施した今シーズンのスーパーフォーミュラ。今大会は1大会1レースとなり、土曜の予選では2021年第7戦鈴鹿以来となるQ1からQ3までのノックアウト方式による予選フォーマットが導入された。併せて、このセッションは全車両にコントロールタイヤを供給する横浜ゴムがスポンサーとなり、「SUPER POLE QUALIFYING Supported by YOKOHAMA」と銘打って、ポールポジション獲得者には賞金100万円が授与されることになり、白熱のアタック合戦を繰り広げた。
昨シーズンは5月開催だったオートポリス。土曜日の予選が本格的な雨に見舞われセッションが中断。結果、日曜日に予選と決勝を実施するワンデーレースで執り行われた。今年も搬入日の金曜日は風雨となり気温がぐっと下がったが、予選日朝にはコンディションが回復。ドライセッティングでの走行が可能となった。
午前中に行なわれたフリー走行から好走を見せていたNo.1 岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)は午後からの予選でも流れをキープ。自身が出走したQ1・B組では、セッション開始早々に他車がコースアウトして赤旗中断の状況になったが、再開後も冷静にアタックへと持ち込みトップタイムをマークした。なお、これに先立ち行なわれたQ1・A組では、チャンピオン経験のあるNo.36 坪井翔(VANTELIN TAM TOM’S)がトップ通過を果たしている。
Q3までの予選になったことで、Q1からQ2に進出を果たしたのは、Q1A・B各組から上位6台、計12台。通常Q2までの予選フォーマットと同じ台数による出走だが、ここから上位5台がシーズン初となるQ3に出走することになる。与えられた時間は10分。Q1開始時より気温、路面温度ともに下がり、それぞれ19度、30度に。ピットロード出口がオープンするやいなや、多くのクルマがコースインし、タイヤのスクラブのためにコースを1周。ふたたびピットで”アタックの時”を待った。各車ウォームアップにかける周回が1周、あるいは2周と選択が分かれていたが、残り時間1分を切るあたりから本格的なアタックがスタート。真っ先にトップタイムを刻んだのは岩佐。1分26秒419をマークすると、後続のライバルたちは誰もこのタイムを打ち破ることはできず。結果、岩佐のあとにはチームメイトのNo.16 野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)が0.1秒差で続き、野尻に0.044秒差でNo.38 阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、さらに阪口に遅れること僅か0.002秒でNo.37 サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)、そして開幕戦のもてぎ大会で2連勝したNo.6 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)も、フェネストラズから0.018秒の僅差で続き、Q3進出を果たした。Q2トップの岩佐から太田まで、Q3進出を果たした5台は0.164秒の僅差、また6番手となった坪井は太田と0.081秒差でQ2敗退に甘んじており、まさに紙一重での結果に。実力伯仲の戦いするトップフォーミュラの魅力が結果となって表れたといえる。
そしていよいよポールポジションを決定する上位5台によるQ3がスタート。7分間のセッションでは、阪口や野尻がタイヤのウォームアップ等で一旦先に動いたが、残り5分を切ると各車がコースへと向かい、アタックラップに向けて走り始めた。残り時間1分を迎えると、岩佐が真っ先にアタックを開始。しんがりは太田だった。このふたりが各セクターで最速タイムを競い合うなかでのアタックで、真っ先にチェッカーを受けた岩佐は1分25秒866の好タイムを叩き出す。次にアタックを終えた野尻は1分26秒144で2番手につけたが、ラストアタッカーとなった太田が奮闘。最終コーナーで走行ラインを見出してはらむも、アクセルを緩めることなくチェッカーを受け、1分26秒139をマーク。野尻に1000分の5秒差でフロントロウ2番手をもぎ取ることに成功した。ホンダエンジンユーザー勢がトップ3を占め、以下、フェネストラズ、阪口という結果になった。岩佐はオートポリス2回目の、自身通算6回目のポールポジションを手にしている。









