Close Up ~ No.23 MOTUL AUTECH GT-R

Close Up ~ No.23 MOTUL AUTECH GT-R

SUPER GT Rd2 富士
No.23 MOTUL AUTECH GT-R

最後まで走り抜き、1ポイントでも多く計上するレースをすること。僅差での厳しい戦いが続くSUPER GTにおいて、その戦いを実践しているチーム。それがNISMOだ。No.23 MOTUL AUTECH GT-Rを駆るのは、ベテランの松田次生とロニー・クインタレッリ。レクサス勢優位で幕を開けた第1戦岡山では、予選14位から決勝で7位入賞。そして第2戦富士では、不調GT-Rという下馬評を嘲笑するように予選2位をもぎ取り、レースで4位獲得。タフな戦いの中で、持ちうる力を最大限引き出す粘り強さ、そしてレースを巧みに操るしたたかさを持つ23号車から、今後も目が離せない。

(文:島村元子 撮影:鉄谷康博・中村佳史・北川正明)

SUPER GT Rnd2 富士 決勝結果

SUPER GT Rnd2 富士 決勝結果

5月4日(日)、富士スピードウェイで58,000人の観客が注目する中、SUPER GT第2戦の決勝が300kmで行なわれ、GT500クラスは#38 ZENT CERUMO LC500 立川 祐路/石浦 宏明が貫禄のポール・トゥ・ウィン。2位には#6 WAKO’S 4CR LC500 大嶋 和也/アンドレア・カルダレッリ、3位に#37 KeePer TOM’S LC500 平川 亮/ニック・キャシディが入り、開幕戦の岡山に続きレクサスが表彰台を独占した。

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スーパー耐久第5戦富士はシーズン最長の10時間に

スーパー耐久第5戦富士はシーズン最長の10時間に

「スーパー耐久シリーズ2017」を運営するスーパー耐久機構事務局は、9月2日(土)~3日(日)に富士スピードウェイで開催される第5戦のレース時間を、昨年の9時間から1時間延長し、今シーズンの国内レース最長となる10時間で行なうことを発表した。

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スーパー耐久第4戦 富士 決勝結果

スーパー耐久第4戦 富士 決勝結果

9月4日(日)、富士スピードウェイでスーパー耐久シリーズ2016第4戦の決勝が9時間で行なわれ、時おり小雨の降るコンディションの中、激戦を制した以下のマシンが各クラスの優勝となった。

ST-Xクラス
#24 スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R(内田 優大/藤井 誠暢/平峰 一貴)

ST-1クラス
#777 D’station Porsche 991(星野 敏/荒 聖治/星野 辰也/リー・ジョンウ)

ST-2クラス
#59 DAMD MOTUL ED WRX STI(大澤 学/後藤 比東至/檜井 保孝)

ST-3クラス
#62 DENSO Le Beausset RC350(嵯峨 宏紀/中山 雄一/山下 健太/平木 湧也)

ST-4クラス
#13 ENDLESS・ADVAN・86(村田 Continue reading

~ The Man of This Race ~ アンドレ・ロッテラー

~ The Man of This Race ~ アンドレ・ロッテラー

全日本スーパーフォーミュラ選手権 RND4 もてぎ
アンドレ・ロッテラー/No.36 VANTELIN TEAM TOM’S

スーパーフォーミュラにおける自身最後の勝利は、昨シーズン第6戦SUGOでのポール・トゥ・ウィン。アンドレ・ロッテラーは、第4戦を終えてまだ勝ち星に恵まれていない。来日は2003年、早や14年間のシーズンを日本で戦っている。この間、スーパーフォーミュラの前進であるフォーミュラ・ニッポンでは2011年にタイトルを獲得。SUPER GTでは2度チャンピオンにもなった。また、近年は2010年からアウディのワークスドライバーとしてWEC(世界耐久レース)にも参戦。翌年は伝統のル・マン24時間レースを制するなど、トップドライバーとして精力的に活動を続ける。タイトなスケジュールの中、はるばる日本でのレースを続ける理由は、「トップフォーミュラ、シングルシーターでの戦いができるから」。スーパーフォーミュラでは、毎シーズン2勝以上をマークする実力派だが、今シーズンは第4戦を終えて未勝利。残るは岡山、SUGO、そして鈴鹿最終戦のみだが、次の岡山は、土、日曜で各レースを行なう2レース制が導入され、結果レース数が増加に。果たして今年も2勝以上の好結果を実現できるのか。シーズン後半戦は、ベテランドライバーとして腕の見せどころとなる。

(文:島村元子 撮影:中村佳史)